3DPプロセス
概要
DMLS 3Dプリンティング
航空宇宙・自動車・医療用途向けに、高精度で高強度の金属部品を製造します。
SLM 3Dプリンティング
高密度の金属部品を実現。金属粉末を精密に溶融し、最終製品にも適用可能です。
EBM 3Dプリンティング
高強度・高密度の金属部品を製造。チタンなどの航空宇宙グレード材料に最適です。
バインダージェッティング 3Dプリンティング
金属・セラミック部品を高速造形。フルカラーにも対応し、加熱を必要としません。
UAM 3Dプリンティング
溶融を伴わずに強固な金属部品を形成。異種材接合や軽量構造に適しています。
LMD 3Dプリンティング
精密な金属肉盛りにより、既存部品の補修や肉付けに最適です。
EBAM 3Dプリンティング
大型金属部品の高速造形に優れ、表面仕上げ品質にも優れます。
WAAM 3Dプリンティング
大型金属部品を迅速かつコスト効率良く造形。高い堆積速度で溶接用合金にも対応。
材料
引張強さ (MPa)
耐力 (MPa)
伸び (%)
硬さ (HRC)
密度 (g/cm³)
用途
Copper C101
200-250
50-80
30-40
8.92
電子部品、ブスバー、熱交換器
Copper C110
210-250
60-90
25-35
35-45
電気配線、導体、電磁シールド
CuCr1Zr
450-550
400-500
10-20
40-50
8.90
溶接電極、航空宇宙部品、高性能冷却システム
CuNi2SiCr
500-600
8.80
航空宇宙、海洋用途、高温用電気コネクタ
GRCop-42
600-750
8-15
45-55
ロケットエンジンライナー、熱交換器、高温環境の航空宇宙用途
Pure Copper
40-80
30-45
8.96
電気配線、ヒートシンク、熱マネジメント部品
特性
3Dプリンティング時の留意点
代表的な用途
高い電気・熱伝導性、優れた成形性
熱管理のための制御冷却が必要。標準パラメータで造形しやすい
極めて高い導電性と延性。精巧な形状に最適
最適化された造形パラメータと酸化対策が必要
高強度、耐摩耗性の向上、優れた耐熱安定性
最適性能には精密な温度管理と後処理が必要
バランスの取れた導電性に加え、機械強度と耐食性が向上
最適化された造形条件と雰囲気制御が推奨
極端な熱・機械環境に向けて設計。高温でも高強度
先進的な造形技術と精密な熱管理が必要。後処理は必須
ロケットエンジンライナー、熱交換器、高温の航空宇宙用途
卓越した導電性と延性を持つ純材料
酸化しやすいため不活性雰囲気や後処理が必要